あ、1本いいっすか?

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2010/10/02

「リアル」ってなに?

投稿者 福田快活   10/02/2010 0 コメント
フリーター、風俗嬢、タクシーの運ちゃん、出会いカフェの子、読モ、イベサー代表、みんな『闇金ウシジマくん』の登場人物、奴隷くん(債務者)たちだ。ってネットで検索したら『ウシジマくん』ドラマになんのか!?どれどれ。。。んー、どーでーもいいな。はい、続き→まあ、さっきゆったような肩書きをもつ人がいる。彼らの底では「自分の居場所が欲しい」とか「自信が欲しい」、「誰も賴りにならないからお金が欲しい」というとても素直でせつない欲望がとぐろ巻いてる。『ウシジマくん』はリアルだ!ていわれる。格差、郊外化する社会の若者の現実を描いてる、ていわれる。プロレタリア文学的な、社会の現実をえぐる、的な賞賛の仕方。うん、それは間違ってない。でもマスメディアで『ウシジマくん』をとりあげる人は若者でもないし、郊外に住んでないし、格差社会で苦しんでもいない人の方が多いだろう。「リアル」ってあんた、しってんの?自分の生活とちがうとこをなんで「リアル」っていえるの?でも、そう感じる――若者のリアルだ、て。それはキャラクターのかかえてる思い、悩みが「素直でせつない」誰でもが、胸に抱いたことのある欲望、だから。その欲望が「リアル」だから、『ウシジマくん』には「リアル」を感じる。。ひいては『ウシジマくん』の描く、町田・大宮的都市の描写、格差・郊外にも「リアル」感が増す。町田・大宮的都市とは無関係に生活してて、闇金のお世話になってことのないおれも「リアル」だと感じる。苦しい生活、債鬼に追われる生活こそが「リアル」だ!お金持ってて左内輪でのほほん、ちやほやは「リアル」じゃない!という話ではない。もちろん人はそういう苦しさこそが「リアル!」て思いがちではあるんだけど。
 

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