あ、1本いいっすか?

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up-date: Sun, 18, Mar.


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2010/03/15

とろとろと

投稿者 じん   3/15/2010 0 コメント
燃える火を見ている。

とろとろと、おれんじ色の火がゆらめいている。土産物屋の小さなガラス人形のようになめらかで、透き通っていて。火を絶やさないように、紙くずをくべながら、ただただ、それを眺めている。

はじまりは一枚のメモ。頭の中のもやもやに、かたちをつけることができず、ふと、火をつけてみる。じわじわと、はしからのみこまれていき、やがて、黒一色に消える。

憑かれたように、火をそだてる。小さな炉の中から、手を伸ばすようにして、そだつ。

やがて火は小さくなり、白い煙が部屋に広がり、満ちる。満ちる。解放されるような、包まれるような安心感は、ただ煙を吸いぼんやりとしただけか。

  このまま、とろとろ、眠りに、おちたい。

けれども隅の理性がそれを許さずに、きちんと火の始末やら換気をさせる。寝巻きに着替え、ベッドによじ登り、

あいつがうわさのポエミスト(最も詩人)

投稿者 福田快活   3/15/2010 0 コメント
第1章~人生はポエムや。おれそぉ思てんねん~

ちょっとおもしろいブログを発見した。感性と潜在能力だけでネットの広野を渡ってくブログ界のボブ・サップ、なんの努力もせずにオモシロでオンリーワンな90年代型ダメ人間のあこがれの的、唯一無二のポエミスト(最も詩人)だ。URLは貼らない。万一検索してブログ発見しても書き込みとかして刺激しないように。彼にはありのままの素直なジブンでいて欲しいから......

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おれの名前は井ノ原良市(いのはらりょういち)。愛称はイノッチ(本名なのるとこが日本人離れしたセリエA級:引用者)。ポエミストや。ポエミストゆぅんはな、ポエム主義にしてポエム最上級、当然ポエットとかポエマーとかより↑や。てゆぅてもわかれへんわな。しゃあないねん。気にすんな。世界はヒロシやァゆぅても(「世界広しといえど」の誤か:引用者)ポエミストはおれだけや。ゆうたら未知との遭遇、知らんもんはな、人間理解でけへん。ソリャしゃあない。せやからこれからおれが、おまえらにポエミストってなんや?ポエムってなんやって教えたるわ。

人生はポエムや。おれそぉ思てんねん――これがおれの座右の銘や。わかるか?座右の銘。座っとるとこの右においてる言葉、が座右の銘や。あ゛。なんで右か?ってそんなんあれや、おまえ、なんや、右の方がとりやすいやんケ。そやで、右利きのんが多いからな。世の中。もちろんおれも右利きや(自分の座右の銘を解説せずに成句「座右の銘」を解説する人はじめてみた......:引用者)。右で箸もつし、ペンもそやし、握手も右、キャッチボールもみぎ、ん゛?キャッチボールどっちや?

最近キャッチボールしてへんナア。風がおれ呼んでるわ。コーンウォールの風、さわぐ金波――実り豊かな小麦や、お百姓さんがつくった小麦おいしいパンになんねん。人間パンないと食ってけへん。パンだけでも食ってけへんけどな。お釈迦様もゆぅとる。ふぐ、でも変やな。お釈迦様はインドの人やろ?インド人パン食うんか?そっか、わかったわ。「人はナンのみに生きるにあらず」や。ほんまはナンやねんけど、ナンではわかり辛いやろ思て翻訳する人がパンに変えたんや。騙されるとこやったでほんま。

これを座左の銘にしよ――人はナンのみに生きるにあらず。右が「人生はポエムや。おれそぉ思てんねん」。前と後が空いてんな。あかん。けちくさいことゆうたらあかんわ。四方どころか十六方位埋めたろ!・・・・・・・・・・・・あかん、ここで全部ゆうたらもったいな過ぎるわ。続きはまた明日や。ほなな。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

この明らかに、思いつかなかっただけなのに「もったいない」と虚勢張る〆といい、天才的なものを感じざるを得ない。ここまで他人を気にしない純粋な天才が棲息し続けられるほど、ネットは甘くも無関心でもないと思う。でも一方で賭けてみたい気もする。彼のような才能が路傍の花として咲きつづけられる優しさある社会を。生きとし生けるものが喜び、笑いさざめき慈愛に溢れる社会を。そんなネットの可能性に誰が期待してるのかわからないけど、とりあえず期待だけして何も貢献せず、ポエミスト観察レポ「あいつが噂のポエミスト」は続きます。ポエミスト井ノ原良市の才能が輝いてる限り。
 

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