iPhoneより12月3日執筆
わたしの日記など誰も興味ないだろうが、iPhoneに興味のあ
る奴はごまんといるんでしょ?だったらiPhoneのレビューを
書くことにする。
iPhoneを手にしてはや半年(つまりわたしのiPhone
は旧型だ)、わたしの生活は変わった。何が変わった
といって、暇な時間がなくなった。わたしはひたすら受け身
の情報吸収体のごとくなった。主体の欠如、
などという一言では表せない感じ、そう、情報の洪水に巻き
込まれて・・・と、これもなんか違う。
5分もいらない、1分あれば充分。生活にわずかな隙があれば、
わたしはiPhoneを手に取る。Gmailをチェックして(ほぼ全て
メルマガ、一番多いのは求人サイト)、App Storeでアプリの
更新をこまめに調べて、やり忘れはないかな?とTo do リスト
をちょこちょこいじる。Twitter の更新をチェックして(わたし
はつぶやかない)、2ch の更新をチェックして(それはそれは
すばらしい専ブラがあるのだ。わたしは一度も書き込んだこと
がないが)、電車の行き帰りなんかには、録画して取り込んで
おいたビデオを観る。
RSSの配信チェックも忘れてはいけない。iPhoneのRSSでチェ
ックした配信はすぐにGoogleリーダーと同期されて、それ
だけじゃない、iPhoneでカレンダーをいじればGoogle カレンダ
ーに自動的に同期され、アドレス帳をいじればやは
りGoogleの連絡先に同期される。Evernoteを使えば
WindowsだろうがMacだろうがiPhoneだろうが自宅だろうが
屋外だろうがどこからでもサーバ上のメモをいじれて、わた
しの仕事効率化は天を目指してまっしぐら。
ただしもう一度念を押しておく。すっかりクラウドなわたし
は、無職である。求職中ではあるが、別に将来つくべき
仕事に備えて仕事効率を高めているわけでもない。
ただ高まることの快感があるだけだ。
そうそう。あとは生理カレンダ。女性には是非お勧めした
い。iPhoneが毎月その時期を驚くほど正確に教えてくれる。
機械が正確に言い当てるのか、わたしの体が機械
的な計算に応えてるのか、時々錯覚に陥りそうに
もなり、何と言うか、機械がわたしの身体の中に入り込んで
くるような感覚・・・と、これもなんか違う。
そう。iPhoneがinterfaceとなってわたしはiPhoneのメモリの
中に、そしてクラウドの世界に取り込まれてく。わたしの脳
みそつまり身体の半分が仮想世界に入り込んでしまったかの
ようで、夢中になってディスプレイに向かっているときは、
なんだか不思議な浮遊感のようなものを感じる。でも
これまでも私たちは目の前の紙きれや本に自分の一部を託し
てきたのだから、それほど新奇なことではない・・・のだよ
ね?
というわけで、すっかりiPhoneに翻弄される日々。ぼーっと
頭が空っぽになっているうちにひょっこり思いがけないアイ
ディアが浮かび上がってくる、そんな静かな時間とトキメク
出会いが激減してしまったのは、きっと悲しいことに違いない。
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