快晴!
何日も何日も雨が続き
近づいてきた台風の雲の重みに押しつぶされて
どんよりと下を向いていた人たちも
とうとうやってきた朝のニュースで
電車の遅れに愚痴をこぼしながら
ふるさとの家を心配していた人たちも
台風一家の仲間入り
せわしないはずの朝に漂う
いつもと違う穏やかな空気
朝日に照らされ光る町
うめもどきの赤い実と
カラス舞う青い空
しかめ面を捨て
いつもと違う世界に
和やかな微笑で歩く
くすぐったいような一体感
きれいな香りのする新しい風にのせて
喜びを分かち届けあう僕らは今
みんな台風の子
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